Core Concepts
AuDaLaプログラミング言語は、チューリング機械を実装することで、チューリング完全であることが証明された。
Abstract
本論文では、AuDaLaプログラミング言語がチューリング完全であることを証明している。
AuDaLaは、データ自律型のパラダイムに基づく新しいプログラミング言語である。データ自律型パラダイムでは、小さなデータ要素が自律的に関数を実行する。AuDaLaの表現力を明らかにし、プログラムの検証方法を確立することは重要である。
本論文では、AuDaLaでチューリング機械を実装し、その実装が正しいことを証明することで、AuDaLaがチューリング完全であることを示した。
具体的には以下の通り:
AuDaLaプログラムの構造を定義し、チューリング機械の実装方法を説明した。
AuDaLaプログラムの実行状態とチューリング機械の状態の間の等価性を示す補助定理を証明した。
これらの補助定理を用いて、AuDaLaプログラムの実行がチューリング機械の動作と等価であることを証明し、AuDaLaがチューリング完全であることを示した。
この結果は、AuDaLaの表現力の高さを示すとともに、データ自律型パラダイムの表現力の高さを示唆している。今後の課題として、AuDaLaプログラムの正しさを証明する完全なシステムの構築が挙げられる。
Stats
チューリング機械の定義は以下の通りである:
有限状態集合Q
初期状態q0 ∈Q
受理状態集合F ⊆Q
テープ記号集合Γ
入力記号集合Σ ⊆Γ
空白記号B ∈Γ\Σ
部分的遷移関数δ : (Q\F)×Γ ↛Q×Γ×{L, R}