Core Concepts
初期位置が既知の場合、最適な(指数の下位項を除いて)競争比を持つ新しいアルゴリズムを提案し、初期位置が未知の場合、以前の最良の上限界を改善する新しい上限界を示す。
Abstract
この論文では、初期位置と速度が未知のターゲットを探索するロボットの問題を扱っている。ロボットは実数直線上を最大速度1で移動でき、ターゲットは原点から未知の方向に未知の一定速度で逃走している。
まず、初期位置が既知の場合について以下の結果を示す:
新しい下限界定理を証明し、どのようなアルゴリズムも指数の下位項を除いて最適ではないことを示す。
新しいアルゴリズムを提案し、その競争比が指数の下位項を除いて最適であることを示す。
次に、初期位置が未知の場合について以下の結果を示す:
初期位置が既知の場合の下限界が自然に拡張できることを示す。
新しいアルゴリズムを提案し、その競争比が以前の最良の上限界を改善することを示す。
これらの結果は、[10]で提案された主要な未解決問題の1つに答えるものである。
Stats
ロボットの最大速度は1である。
ターゲットの速度は0 ≤ v < 1の範囲の未知の一定速度である。
ターゲットの初期位置は原点から未知の距離 d ≥ 1にある。