Core Concepts
CO-OPSは、コミュニティメンバー間で互いのアプリやアクセス許可を共有・監視し、プライバシーとセキュリティを協力して管理できるようにするモバイルアプリである。
Abstract
本論文では、コミュニティメンバー間でモバイルプライバシーとセキュリティを協力して管理できるようにするモバイルアプリ「CO-oPS」について説明している。
CO-OPSの主な機能は以下の通り:
コミュニティメンバーのインストールアプリの一覧表示
自身のアプリの表示/非表示の切り替え
アプリのアクセス許可状況の確認
コミュニティメンバーの確認と個別アプリの確認
コミュニティフィードによる情報共有とディスカッション
これらの機能により、コミュニティメンバー間で互いのアプリ情報を共有・監視し、プライバシーとセキュリティに関する意思決定を協力して行うことができる。
また、CO-OPSのシステムアーキテクチャについても説明されている。Androidネイティブのフロントエンドと、FirebaseクラウドサービスとNodeJSサーバーによるハイブリッドなバックエンドで構成されている。
最後に、CO-OPSの限界と今後の課題についても言及されている。アプリ権限に関する具体的な推奨事項の提示や、ユーザビリティの改善、家族内での利用など、今後の改善点が示されている。
Stats
85%のアメリカ人がスマートフォンを所有している
77%のスマートフォン所有者がモバイルアプリをダウンロードしている
多くのモバイルアプリが、ユーザの同意なしに、連絡先、位置情報、ブラウズ履歴などの機密情報にアクセスしている
Quotes
"多くのスマートフォンユーザーは、モバイルアプリのアクセス許可に関して懸念を持っているが、技術的な知識が不足しているため、周りの人に助言を求めることが多い。"
"人々は自分のソーシャルネットワークから、プライバシーとセキュリティに関する知識を得て、自身の行動を変化させることがある。"