Core Concepts
SEVD は、自動運転およびトラフィック監視タスクのための包括的な合成イベントベースビジョンデータセットである。
Abstract
本論文では、SEVD と呼ばれる新しい合成イベントベースビジョンデータセットを紹介する。SEVD は、CARLA シミュレータを使用して記録された、自我および固定パーセプションの多視点マルチセンサデータで構成されている。
データセットには、多様な照明条件(昼間、夜間、薄暮)および気象条件(晴れ、曇り、湿潤、小雨、大雨、霧)を含む広範な記録が含まれている。また、都市部、郊外、高速道路、農村部のシーンを網羅している。
イベントカメラデータに加えて、RGB、深度、光流、セマンティック、インスタンスセグメンテーション、GNSS、IMUなどの補完的なセンサデータも提供されている。合計で162時間の固定パーセプションと186時間の自我パーセプションのデータが収録されており、9百万を超えるバウンディングボックスアノテーションが付与されている。
本データセットは、イベントベースビジョンの交通参加者検出タスクのベースラインを確立し、合成データの現実世界への一般化性能を評価するために使用されている。SEVD は、より安全で効率的な交通システムの開発に貢献することが期待される。
Stats
自我車両の前方、前方右、前方左、後方、後方右、後方左の6つのビューから収集された31時間のイベントデータ
4つの固定カメラから収集された27時間のイベントデータ
合計9百万を超えるバウンディングボックスアノテーション