Core Concepts
大規模言語モデルの動画理解能力を向上させるには、画像理解モデルの基盤を活用し、時間的情報を効率的に統合することが重要である。
Abstract
本研究は、大規模言語モデル(LLM)の動画理解能力を向上させるための効率的な手法を提案している。
まず、画像LLMの視覚エンコーダを活用して動画フレームの特徴を抽出し、時間的プーリングと空間的プーリングを行うことで、動画の時空間的表現を得る。
次に、画像LLMの整列モジュールに時間的適応モジュールを追加することで、動画の時間的情報を効果的に統合する。
この手法により、画像LLMの基盤を活用しつつ、最小限のデータとパラメータで動画LLMを高速に開発できる。
実験の結果、提案手法は既存の動画LLMを大幅に上回る動画理解性能を示した。特に、時間的理解能力の向上が顕著であった。
このように、画像LLMの基盤を活用しつつ時間的情報を効率的に統合することで、リソースを節約しつつ高性能な動画LLMを開発できることが示された。
Stats
動画の時空間的表現を得るために、時間的プーリングと空間的プーリングを行う。
動画の時間的情報を効果的に統合するために、画像LLMの整列モジュールに時間的適応モジュールを追加する。