Core Concepts
k頂点リーフ数有界コーダル グラフに対して、効率的な隣接クエリと近傍クエリをサポートする簡潔データ構造を提案する。
Abstract
本論文では、k頂点リーフ数有界コーダル グラフに対する簡潔データ構造を提案している。
まず、k頂点リーフ数有界コーダル グラフの定義を与え、その情報理論的下界を示した。次に、k頂点リーフ数有界コーダル グラフをパスグラフに変換し、パスグラフの簡潔データ構造を利用することで、k頂点リーフ数有界コーダル グラフの簡潔データ構造を構築した。
具体的には、コーダル グラフの木モデルを前処理して順序木にし、各頂点に対応する部分木をパスに分解する。その後、一部のパスを保存し、残りのパスは必要に応じて計算できるようにする。これにより、k頂点リーフ数有界コーダル グラフを表現できる簡潔データ構造を実現した。
提案するデータ構造は、隣接クエリをO(k log n)時間で、近傍クエリをO(k^2 d_v log n + log^2 n)時間でサポートする。ここで、d_vは頂点vの次数である。また、提案手法の空間複雑性は、(k-1)n log n + o(kn log n)ビットである。
Stats
k > 1かつ o(n^c), c > 0のとき、k頂点リーフ数有界コーダル グラフG ∈Gkは、(k-1)n log n + o(kn log n)ビットの簡潔データ構造を持つ。