Core Concepts
プログラムメソッドに適切なログ文を自動的に生成し、効率的に挿入する。
Abstract
本論文は、プログラムメソッドにログ文を自動的に生成し、効率的に挿入するFastLogという手法を提案している。
Stage-1では、トークン分類を用いて、ログ文を挿入すべきトークルの位置を予測する。長い入力テキストに対しては、テキストを分割し、コンテキスト情報を付加することで予測精度を向上させる。
Stage-2では、Seq2Seqモデルを用いて、予測された位置にログ文の内容(ログレベル、ログメッセージ)を生成する。
従来手法のLANCEと比較して、FastLogは生成速度が大幅に向上し(約12倍)、生成されたログ文の品質も向上している。
テキスト分割とコンテキスト情報の付加が、ログ挿入位置の予測精度向上に効果的であることを示している。
複数の候補ログ文を提示する機能を追加することで、さらなる精度向上が期待できる。
Stats
ログ文の生成に要する平均時間は、LANCEの2.8秒に対し、FastLogは0.22秒と大幅に短縮されている。