Core Concepts
ウェブベースのタッチレスインタラクションに最適化されたジェスチャー辞書を定義するための実証的な評価を行った。
Abstract
本研究は、ウェブベースのタッチレスインタラクションのためのジェスチャー辞書を定義することを目的としている。
まず、56人の学生デザイナーが16のグループに分かれて、大学の教室検索サービスのためのジェスチャーを設計した。合計99種類のジェスチャーが提案された。
次に、これらのジェスチャーを248人の外部ユーザーが評価した。分析の結果、最も一般的で直感的なジェスチャーを特定し、ウェブインタラクションに最適化された辞書を定義した。
主な結果は以下の通り:
カーソル操作にはインデックス指が最も適している
クリック確認にはインデックス指の2回タップが適している
スクロールにはインデックス指と中指の組み合わせが適している
ページ拡大縮小には両手を開く/閉じるジェスチャーが適している
ブラウジング履歴操作には手全体を左右に素早く動かすジェスチャーが適している
ページ移動やドラッグ&ドロップには手を閉じて行うジェスチャーが適している
インタラクションの開始と終了にはそれぞれ異なるジェスチャーを定義した
本研究の結果は、タッチレスインタラクションの設計と改善に役立つ知見を提供している。
Stats
56人の学生デザイナーが16のグループに分かれて参加
合計99種類のジェスチャーが提案された
248人の外部ユーザーが提案ジェスチャーを評価