Core Concepts
本論文では、ドローンの位置推定の精度を向上させるために、UWBとビジュアルオドメトリーの相互補完的な自己修正型センサフュージョンアプローチを提案する。
Abstract
本論文では、ドローンの位置推定の精度向上を目的として、UWBとビジュアルオドメトリーを組み合わせた自己修正型センサフュージョンアプローチを提案している。
具体的には以下の3つの手法コンポーネントから成る:
A) UWBデータの独立したカルマンフィルタリング
UWBとビジュアルオドメトリーの相互誤差が大きい場合にカルマンフュージョンの影響を避けるため
B) ストリームクラスタリングによるUWBデータの除雑
停止点付近のUWBデータのノイズを除去するため
C) フィルタリングしたUWBデータに基づくビジュアルオドメトリーの修正
ビジュアルオドメトリーの誤差を補正するため
提案手法は、UWBがある程度正確に停止点を検出できるのに対し、ビジュアルオドメトリーは直線的な移動を正確に反映するものの距離を過小評価する傾向があるという観察に基づいている。
実験結果から、提案手法は、ビジュアルオドメトリーが失敗した場合でも、停止点の検出精度とトラジェクトリの推定誤差の両面で、従来のカルマンフュージョンよりも優れていることが示された。
Stats
ビジュアルオドメトリーは時に移動距離を過小評価する傾向がある
UWBは停止点付近では比較的正確な位置推定ができるが、ノイズが大きい
Quotes
"ビジュアルオドメトリーは直線的な移動を正確に反映するものの距離を過小評価する傾向がある"
"UWBは停止点付近では正確な位置推定ができるが、ノイズが大きい"