Core Concepts
本論文では、可変ピッチプロペラ機構の設計と、その機構を搭載したヘリクアッドドローンの開発について述べている。ヘリクアッドは中間飛行での反転や、故障許容制御などの独自の機能を実現できる。
Abstract
本論文では、可変ピッチプロペラ機構の設計と解析、およびその機構を搭載したヘリクアッドドローンの開発について述べている。
可変ピッチプロペラ機構の設計では、入出力関係の導出、特異点の推定、アクチュエータのサイジングなどを行っている。
ヘリクアッドの動力学モデルを定式化し、統一的な姿勢制御器を設計している。制御アロケーションにはニューラルネットワークを用いて非線形関係を近似している。
ヘリクアッドのプロトタイプを製作し、中間飛行での反転実験、3つのアクチュエータでの完全姿勢制御実験、アクチュエータ故障時の安全着陸実験を行っている。特に3つのアクチュエータでの完全姿勢制御は文献初の実証となっている。
Stats
可変ピッチプロペラの最大発生モーメントは0.0105 N-mと推定された。
サーボモータに作用する最大トルクは0.06 Kg-cmと推定された。
Quotes
"本論文では、可変ピッチプロペラ機構の設計と、その機構を搭載したヘリクアッドドローンの開発について述べている。"
"ヘリクアッドは中間飛行での反転や、故障許容制御などの独自の機能を実現できる。"
"3つのアクチュエータでの完全姿勢制御は文献初の実証となっている。"