本報告では、ネットワーク解析手法を拡張し、部分的に負の値を持つ最小値プラス演算によるサービスカーブを扱えるようにする。
まず、遅延上限の計算方法を一般化する。従来の遅延上限計算では、サービスカーブが非負の場合にのみ適用できたが、提案手法では、サービスカーブが部分的に負の値を持つ場合でも遅延上限を計算できるようにする。この一般化された遅延上限は、特定の条件の下で厳密に最悪ケースを表すことを示す。
次に、バッファ量上限の計算方法についても、サービスカーブが部分的に負の値を持つ場合に適用できるよう拡張する。バッファ量上限の厳密性についても議論する。
最後に、提案手法の有用性を示すいくつかのアプリケーションパターンを紹介する。具体的には、計算リソースと通信リソースが混在するシステムや、複数フローが共有バッファを使う場合などを取り上げる。これらの事例では、提案手法が従来手法よりも優れた性能解析を可能にすることを示す。
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Key Insights Distilled From
by Anja Hamsche... at arxiv.org 03-28-2024
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