Core Concepts
本手法は、非線形速度制約と静的/動的障害物の存在下で、指定された時間内にタスクを完了できるよう、CBF ベースの運動計画手法を提案する。これにより、ロボットの安全性と効率性を向上させることができる。
Abstract
本論文では、ロボットナビゲーションの安全性と効率性を向上させるため、CBF (Control Barrier Function) と STL (Signal Temporal Logic) を組み合わせた運動計画手法を提案している。
主な特徴は以下の通り:
非線形速度制約下での運動計画: ロボットの速度が制限される環境でも、安全性を確保しつつ効率的な運動計画を行う。
動的障害物回避: 静的および動的な障害物の存在下でも、安全な経路を生成する。
任意の時間内でのタスク完了: STL の "eventually" 演算子を用いて、指定された時間内にタスクを完了できるよう運動計画を行う。
具体的な手順は以下の通り:
平均速度 vaverage を算出し、速度制約 vmax との関係を検討する。
残りの経路距離 Δs と動的に調整された最大許容速度 (Pi-PrPc)vmax(t) に基づいて、新しい期限 t*new を計算する。
計算した t*new を用いて、オンラインで滑らかな CBF b(x,t) を生成する。
生成した CBF に基づいて、非線形速度制約と障害物回避を考慮した最適制御問題を解く。
シミュレーション結果より、提案手法が非線形速度制約と動的障害物の存在下でも、STL 仕様を満たす安全な運動計画を実現できることが示された。
Stats
ϕ'の時間制約は10秒以内、実際の経路所要時間は6.51秒
ϕ''の時間制約は30秒以内、実際の経路所要時間は25.06秒
ϕ'''の時間制約は10秒以内、実際の経路所要時間は9.01秒
ϕ''''の時間制約は10秒以内、実際の経路所要時間は6.50秒
合計の時間制約は60秒、実際の総所要時間は47.08秒