Core Concepts
触覚センサを使用して把持したウェルプレートの姿勢を正確に推定し、ホルダーの溝に沿ってスライドさせることで、ミリメートルからサブミリメートルレベルの高精度な設置を実現する。
Abstract
本研究では、実験室で一般的に使用されるウェルプレートを、ホルダーに正確に設置する手法を提案している。
まず、ウェルプレートを把持した際に触覚センサを使用して、ウェルプレートの姿勢を正確に推定する。これにより、ARマーカーの検出誤差の影響を最小限に抑えることができる。
次に、ホルダーの溝に沿ってウェルプレートをスライドさせながら設置する。これにより、ホルダーと
ウェルプレートの隙間が1mm未満という狭い空間でも、正確な設置が可能となる。また、ホルダーが軽量で固定されていないため、外力によって動いてしまうことを防ぐことができる。
提案手法により、ノイズの多い環境でも高い成功率でウェルプレートを正確に設置できることを示した。
Stats
ホルダーの検出誤差が3mm、1.5度の場合でも、提案手法は10回中10回の成功率を達成した。