Core Concepts
柔軟-剛性ハイブリッドロボットの自己接触を制御バリア関数を用いて安全に制御する手法を提案し、シミュレーションと実機実験で有効性を示した。
Abstract
本研究では、柔軟と剛性の両方の特性を持つハイブリッドロボットの制御に着目した。特に、このようなロボットが自己接触を起こす際の課題に取り組んでいる。従来の制御手法は正確な状態追跡を優先するため、システムの剛性が高くなり、環境や自己との接触に適していない。
そこで本研究では、制御バリア関数(CBF)と高次CBFを用いて、直列接続された柔軟-剛性ハイブリッドロボットの自己接触シナリオを管理する手法を提案した。ピースワイズ一定曲率(PCC)運動学に基づく解析により、自己接触ダイナミクスに対するCBFを古典的な制御フレームワーク内で確立した。
提案手法をシミュレーション環境と実機システムで徹底的に評価した結果、柔軟-剛性ハイブリッドロボットシステムの自己接触を効果的に制御できることが示された。これは、ロボット工学分野における重要な進歩である。
Stats
柔軟セグメントの長さ(L0): 0.1m
ケーブル配置半径(d): 0.04m
六角形プレートの半径(r): 0.05m
曲げ剛性(κθ): 10 Nm/rad
軸方向剛性(κL): 10 N/m
曲げ減衰(βθ): 5 Nms/rad
軸方向減衰(βL): 5 Ns/m
モジュール質量(mj): 0.15kg