Core Concepts
ヒトの両手操作の動画から抽出したスクリュー運動を用いて、ロボットが新しい物体に対する両手操作を学習し、実行することができる。
Abstract
本研究では、両手操作を表現するための新しいアクション空間としてスクリュー運動を提案している。
まず、ヒトの両手操作の動画から、両手の相対運動をスクリュー運動として解釈する手法を開発した。
次に、物体の点群データからスクリュー運動を予測するモデルを学習した。
最後に、予測されたスクリュー運動を初期値として、自律的な報酬シグナルに基づいて最適化を行い、実際のロボットの両手操作を獲得する手法を提案した。
実験では、6つの両手操作タスクにおいて、単一のヒトの動画から高い成功率で両手操作を学習できることを示した。
また、学習したスクリュー運動を用いて新しい物体に対する両手操作も獲得できることを示した。
本手法は、両手操作の学習を効率的に行うことができる新しい表現形式を提案したものである。
Stats
両手の相対運動は1自由度のスクリュー運動で表現できる
物体の点群データからスクリュー運動を予測するモデルを学習できる
予測されたスクリュー運動を自律的な報酬シグナルに基づいて最適化できる
Quotes
"ヒトの両手操作の動画から抽出したスクリュー運動を用いて、ロボットが新しい物体に対する両手操作を学習し、実行することができる。"
"本手法は、両手操作の学習を効率的に行うことができる新しい表現形式を提案したものである。"