Core Concepts
ステレオカメラを使用し、視覚オドメトリから得られる3次元構造情報を活用することで、正面と逆方向からの場所認識を高精度に実現する。
Abstract
本研究では、ステレオカメラを使用し、視覚オドメトリから得られる3次元構造情報を活用することで、正面と逆方向からの場所認識を高精度に実現する手法を提案している。
提案手法の特徴は以下の通りである:
視覚オドメトリの出力である3次元点群を利用し、Cart Contextと呼ばれる効率的な特徴量を生成する。
正面と逆方向の両方の特徴量を計算し、それぞれの距離行列を用いて順方向と逆方向の場所認識を並行して行う。
距離行列上の系列マッチングを利用することで、正面と逆方向の場所認識を統一的に行うことができる。
評価実験では、公開データセットNSAVPを用いて提案手法の有効性を確認した。正面と逆方向の場所認識において、従来手法を大幅に上回る性能を示した。さらに、提案手法は参照データベースの格納容量が小さく、処理速度も速いという利点もある。
Stats
提案手法は、正面と逆方向の場所認識において、従来手法を大幅に上回る性能を示した。
正面方向の場所認識では最大で96.8%の再現率を達成した。
逆方向の場所認識では最大で91.7%の再現率を達成した。
参照データベースの格納容量は従来手法の1/3以下であり、処理速度も速い。
Quotes
"ステレオカメラを使用し、視覚オドメトリから得られる3次元構造情報を活用することで、正面と逆方向からの場所認識を高精度に実現する。"
"提案手法は、正面と逆方向の場所認識において、従来手法を大幅に上回る性能を示した。"
"提案手法は参照データベースの格納容量が小さく、処理速度も速いという利点もある。"