Core Concepts
本論文は、四元数ベースの姿勢安定化問題に対して、最小数のポテンシャル関数を利用した協調ハイブリッドフィードバックを提案し、その有効性を示している。
Abstract
本論文は、剛体の姿勢安定化問題に対して、新しい協調ハイブリッドフィードバックを提案している。主な特徴は以下の通りである:
最小数のポテンシャル関数を利用することで中心的な協調性を実現している。
四元数表現に一貫性を持たせている。
状態フィードバック則に共通の操作項を含み、目標姿勢に向かって系を導く。
提案手法は問題を効果的に解決し、ロバストな一様大域漸近安定性を保証することを示している。
具体的には、まず、二つのポテンシャル関数からなる協調ポテンシャル関数を設計している。この関数は中心的な協調性と一貫性を持つことが証明されている。次に、この協調ポテンシャル関数の勾配から状態フィードバック則を構築し、ヒステリシスに基づくスイッチング機構と組み合わせることで、ロバストな一様大域漸近安定化を実現している。
シミュレーション結果により、提案手法の有効性が示されている。
Stats
姿勢誤差の最大値は10度未満に抑えられている。
制御入力の最大値は0.5 Nmを超えていない。
Quotes
"本論文は、四元数ベースの姿勢安定化問題に対して、最小数のポテンシャル関数を利用した協調ハイブリッドフィードバックを提案し、その有効性を示している。"
"提案手法は問題を効果的に解決し、ロバストな一様大域漸近安定性を保証することを示している。"