Core Concepts
完全自律型の空中着陸と離陸を実現するため、全方向ティルトロータと切替制御を提案した。
Abstract
本研究では、空中着陸と離陸の両方を自律的に行うことができる新しい空中ロボットを開発した。ティルトロータ型のプラットフォームを使用し、磁石を用いた着陸・離陸メカニズムを提案した。また、着陸時のロータ飽和と離陸後の過剰な振動を抑制するための切替制御則を開発した。
実験では、垂直壁面への着陸と離陸を自律的に実現できることを示した。切替制御の有効性を確認するため、提案手法を用いない場合との比較実験も行い、過剰な振動や衝突が発生することを明らかにした。
本研究は、全方向ティルトロータを用いた初の自律的な空中離陸の実現を示したものである。着陸・離陸メカニズムと切替制御の提案により、ロボットの安定性と操縦性が大幅に向上した。今後は、着陸後の姿勢制御など、さらなる機能拡張が期待される。
Stats
提案ロボットの総重量は約1.65 kg
磁石を用いた着陸・離陸メカニズムの重量は約250 g
ロータ1つあたりの最大推力は約3.5 N
Quotes
"本研究は、全方向ティルトロータを用いた初の自律的な空中離陸の実現を示したものである。"
"着陸・離陸メカニズムと切替制御の提案により、ロボットの安定性と操縦性が大幅に向上した。"