Core Concepts
四足ロボットに搭載したローラーアームを使用し、知覚情報と安全重視の計画・制御スタックを統合することで、複雑な環境における自律的で安全な検査を実現する。
Abstract
本論文は、四足ロボットに搭載したローラーアームを用いて、複雑な環境である蒸留塔の自律的な検査を行うための包括的なフレームワークを提案している。
まず、ロボットの安全性を確保するために、2つの制御障壁関数(CBF)を用いて、マンウェイ(通路)と蒸留塔の端部を回避するための安全重視の計画を行う。次に、足跡の再計画を行い、安全な足場を確保する。さらに、ロボットの全身制御では、ロコモーション制御とトランジション制御を統合し、中間動作を生成することで、スムーズな遷移を実現する。
これらの計画・制御スタックに加えて、知覚情報を活用することで、ロボットは自律的に検査を行うことができる。具体的には、状態機械を導入し、検索、ロコモーション(検査)、ロコモーション(マンウェイへ移動)、中間動作(トランジション前)、トランジション(上下)、中間動作(トランジション後)、ロコモーション(安全な場所へ移動)の7つのタスクを自律的に実行する。
実験では、業界標準の蒸留塔を模した環境で、提案手法の有効性を示している。ロボットは安全に移動しながら、検査を完了し、上下のトランジションを自律的に行うことができた。
Stats
ロボットの基準速度コマンドは、2つのCBFの制約条件を満たすように生成される。
ロボットの足の位置は、マンウェイの領域を避けるように再計画される。