Core Concepts
点群ベースの視覚制御ポリシーは、RGB-Dベースのポリシーに比べて、視点、照明条件、新しいオブジェクトの追加などの視覚的変化に対してより頑健である。
Abstract
本研究では、点群ベースの視覚制御ポリシーとRGB-Dベースのポリシーの頑健性を比較しています。実験の結果、点群ベースのポリシーは、視点、視野角、照明条件の変化に対してより高い頑健性を示しました。一方で、新しいオブジェクトの追加に対しては、両者に大きな差は見られませんでした。
具体的には、点群ベースのモデルは、視点の変化に対して大きな性能低下を示さず、RGB-Dベースのモデルが大幅な性能低下を示すのに対し、点群ベースのモデルはほとんど性能が維持されました。視野角の変化に対しても、RGB-Dベースのモデルは完全に失敗するのに対し、点群ベースのモデルは小さな性能低下にとどまりました。照明条件の変化に対しては、両者に大きな差は見られませんでした。
これらの結果から、点群表現を用いることで、視覚的変化に対するロバスト性が大幅に向上することが示されました。
Stats
視点変化時の平均報酬:
PCWM: 280 ± 50
RGBD-WM: 73 ± 98
視野角変化時の平均報酬:
PCWM: 257 ± 33
RGBD-WM: 112 ± 137
照明変化時の平均報酬:
PCWM: 259 ± 31
RGBD-WM: 126 ± 11