Core Concepts
本手法は、ロボットの関節構成を考慮し、符号付き距離場を利用することで、粗い地形における移動ロボットの姿勢を高精度に予測する。
Abstract
本論文は、粗い地形における移動ロボットの自律移動のための姿勢予測手法を提案している。従来の占有格子や traversability マップなどの启発的手法は、ロボットの関節構成を考慮できないため、アクティブなフリッパーを持つロボットの動作を制限してしまう。
提案手法は、符号付き距離場(ESDF)を用いて地形を表現し、ロボットの幾何学モデルと関節構成を考慮することで、高精度な姿勢予測を実現する。まず、ロボットを地面に落下させて初期接触点を見つけ、その後、支持多角形の最も不安定な軸を中心に反復的に回転させることで、安定した姿勢を見つける。
シミュレーションと実機実験の評価では、提案手法が従来手法に比べて、特に粗い地形において高い予測精度を示した。平均位置誤差は3.11 cm、姿勢誤差は3.91°であり、オンラインでの計画に十分な速度を達成した。また、2つの異なる移動ロボットプラットフォームでの評価により、提案手法の汎用性も示された。
Stats
平均位置誤差: 3.11 cm
平均姿勢誤差: 3.91°
Quotes
"本手法は、ロボットの関節構成を考慮し、符号付き距離場を利用することで、粗い地形における移動ロボットの姿勢を高精度に予測する。"
"シミュレーションと実機実験の評価では、提案手法が従来手法に比べて、特に粗い地形において高い予測精度を示した。"