Core Concepts
本研究では、制限された足場を持つ過酷な地形での二足歩行ロボットの頑健性を高めるため、多ステップ先読みによる最適な足部着地計画アルゴリズムを提案する。
Abstract
本研究では、二足歩行ロボットの頑健な歩行を実現するため、多ステップ先読みによる最適な足部着地計画アルゴリズムを提案している。
主な内容は以下の通り:
発散成分運動(DCM)の離散時間モデルを導出し、適切な足部着地によってDCMを有界に保つことを示した。
多ステップ先読みの離散時間MPC問題を定式化し、将来の足場制約に対応しながら最適な足部着地を計画する手法を提案した。
MuJoCo シミュレーションにおいて、様々な複雑な足場条件や外乱に対して提案手法の有効性を実証した。特に、従来の1ステップ先読みアルゴリズムと比較して、提案手法の優位性が示された。
Stats
提案手法では、ステップ時間を0.35秒から0.65秒の範囲で可変とした。
ステップ位置の制約は、0.2m x 0.1mの矩形領域とした。