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データセンター間の高速WDM提供と最小限のプローブ - データセンター交換のための最初のフィールド実験


Core Concepts
データセンター間の高速WDM提供を実現するために、任意の変調フォーマットと変調器で測定可能な便利なプローブチャネルを使用して、短時間で正確にエンドツーエンドのGSNRを推定する手法を提案する。
Abstract

本論文では、データセンター間の高速WDM提供を実現するための手法を提案している。

まず、データセンター間の相互接続(DCX)サービスに対する要求事項を整理し、それらを満たすためには、エンドツーエンドのGSNRを短時間で正確に推定する必要があることを示した。

そのために、任意の変調フォーマットと変調器で測定可能な便利なプローブチャネルを使用して、リンクごとにQoTを測定し、それらを組み合わせることでエンドツーエンドのGSNRを推定する手法を提案した。この手法では、トランシーバの特性を自動的に取得することで、正確な推定が可能となる。

さらに、ユーザ側のトランシーバを遠隔で監視・制御するためのデバイスソフトウェアアーキテクチャを提案した。これにより、キャリアとユーザが協調してトランシーバの設定を最適化できるようになる。

実験では、フィールド光ファイバを使用して、提案手法の精度を検証した。エンドツーエンドのGSNR推定精度は0.6 dB、波長依存性は0.2 dBであった。また、フィールド実験により、6分以内に高速なWDM提供が可能であることを示した。

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Stats
エンドツーエンドのGSNR推定精度は0.6 dB 波長依存性は0.2 dB 高速WDM提供に要した時間は6分以内
Quotes
"データセンター間の相互接続(DCX)サービスに対する要求事項を整理し、それらを満たすためには、エンドツーエンドのGSNRを短時間で正確に推定する必要がある。" "任意の変調フォーマットと変調器で測定可能な便利なプローブチャネルを使用して、リンクごとにQoTを測定し、それらを組み合わせることでエンドツーエンドのGSNRを推定する手法を提案した。" "ユーザ側のトランシーバを遠隔で監視・制御するためのデバイスソフトウェアアーキテクチャを提案した。これにより、キャリアとユーザが協調してトランシーバの設定を最適化できるようになる。"

Key Insights Distilled From

by Hideki Nishi... at arxiv.org 04-09-2024

https://arxiv.org/pdf/2309.07359.pdf
Fast WDM provisioning with minimal probing

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