Core Concepts
ネットワークエッジにおけるフォッグノード間の協調を通じて、通信オーバーヘッド、レイテンシ、IoTデバイスのエネルギー消費を削減することができる。
Abstract
本論文では、ネットワークエッジにおけるフォッグノード間の協調(fog-to-fog cooperation)に着目している。
従来のフォッグコンピューティングアーキテクチャでは、フォッグノードが自身の能力を超えた場合にクラウドにタスクをオフロードしていた。
提案手法では、フォッグノード間で協調し、お互いにリソースを共有することで、クラウドへのオフロードを削減できる。
2つのフォッグノードが協調する場合のモデルを連続時間マルコフ連鎖(CTMC)で表現し、最適な協調確率を導出した。
N個のフォッグノードが協調する場合のモデルも提案し、数値的に最適な協調確率を導出した。
提案手法では、フォッグノード間の公平な負荷分散を維持しつつ、全てのフォッグノードにおいて協調によるメリットが得られるよう最適化を行っている。
Stats
2つのフォッグノードが協調する場合、ブロッキング確率b1は以下のように表される:
b1(p1, p2) = (κ1 + α1p1 + β1p2 - γ1p1p2) / (κ + αp1 + βp2 + γp1p2)
N個のフォッグノードが協調する場合、ノードiのブロッキング確率biは以下のように表される:
bi = (1/(N-1)) * Σ(s:si=1,sj=1 πs) + Σ(s:si=1,sj=0 πs(1-pj))