Core Concepts
部分的に未知の非線形システムのグローバル安定化を実現する新しいデータ駆動型SMCが提案されました。
Abstract
この論文は、部分的に未知のダイナミクスと未知の外乱を持つ非線形システムをグローバル安定化するための新しいデータ駆動型SMCの設計手法を紹介しています。
抄録:
データ駆動制御は、植物のダイナミクスが不明確な場合に有用である。
直接法と間接法があり、本論文では直接法を使用して非線形システム向けのコントローラーを設計する。
問題設定:
非線形制御系の離散時間表現が提示されており、外乱や未知行列Aが存在する。
スライディングサーフェスと収束性に関する理論的保証が提供されている。
データ駆動型SLIDING MODE CONTROL:
スライディングサーフェースと収束性に関する全体的な制御構造が説明されている。
提案されたSMCは、非線形関数Q(x)と外乱w(k)がバウンドされていることを前提としている。
シミュレーション評価:
逆振子システムを使用した効果的な比較実験結果が示されており、提案手法は既存手法よりも高い外乱レベルで優れた安定化性能を達成している。
Stats
数値シミュレーション結果は、δ = 0.01 の際にも δ ≈ 0.5 の際にも提案手法が優れた安定化性能を示すことを示しています。