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任意の切り替え信号の下で制限付きの切り替え可能な非線形システムの安定化


Core Concepts
本論文では、切り替え可能なシステムの入出力状態安定性(IOSS)について検討する。切り替え信号に対する事前の制限条件の下で、全ての切り替え信号に対してIOSSが成り立つための十分条件を示す。
Abstract
本論文では、切り替え可能な非線形システムの入出力状態安定性(IOSS)について検討している。切り替え信号に対する事前の制限条件として、許容される切り替えと許容される滞在時間が与えられている。 まず、各サブシステムの動特性、許容される切り替え、許容される滞在時間に関する条件を示す。これらの条件から、重み付き有向グラフを構成し、そのグラフ上の特定の性質(収縮性)を満たせば、全ての許容される切り替え信号の下でIOSSが成り立つことを示す。 具体的には、グラフ上の閉路が収縮性を満たし、閉路に含まれない頂点からの単純経路が閉路と共収縮性を満たすことが必要となる。これらの条件を数値的に検証可能な形に変換する方法も提案している。 最後に、数値例を示し、提案手法の有効性を確認している。
Stats
切り替え信号 σ(t) の切り替え時刻 τi と、各サブシステム p の滞在時間 Tp(s, t) および切り替え回数 Npq(s, t) の関係式: -Σ(p∈Ps) (λp/p) Tp(s, t) + Σ(p∈Pu) (λp/p) Tp(s, t) + Σ(p,q)∈E(P) (ln μpq) Npq(s, t) = Ξ(W)
Quotes
なし

Deeper Inquiries

切り替え信号に対する制限条件を緩和した場合、提案手法はどのように拡張できるか。

提案手法は、切り替え信号に対する制限条件を緩和した場合でも適用可能です。制限条件が緩和されると、許容される切り替えのパターンが増えるため、より多くの切り替え信号が考慮されることになります。この場合、新たな条件付きの安定性条件を導出する必要があります。具体的には、新たな切り替えパターンに対する安定性を保証するために、より複雑なLyapunov関数やグラフ理論の考慮が必要となるかもしれません。また、制限条件の緩和によって、システムの安定性や性能に対する影響を評価するための新たな数値例も必要となるでしょう。

切り替え信号に対する安定性条件はどのように導出できるか。

不安定サブシステムのみを含む切り替え信号に対する安定性条件を導出するためには、以下の手順を考えることができます。 各サブシステムの安定性を評価するためのLyapunov関数を導出する。 不安定サブシステムに対してはLyapunov関数の値が増加することを示す条件を設定する。 安定サブシステムに対してはLyapunov関数の値が減少することを示す条件を設定する。 切り替え信号が不安定サブシステムにのみ遷移する場合、不安定サブシステムでのLyapunov関数の増加が全体のシステムの安定性に影響を与えないことを示す。 これにより、不安定サブシステムのみを含む切り替え信号に対する安定性条件を導出することが可能となります。

本手法を離散時間システムや確率的切り替え信号に適用するにはどのような拡張が必要か。

本手法を離散時間システムや確率的切り替え信号に適用するためには、以下のような拡張が必要となります。 離散時間システムへの拡張: 離散時間システムでは、時間が離散的に進むため、連続時間システムとは異なる安定性条件が必要となります。Lyapunov関数や安定性条件を離散時間に適用するための手法を検討する必要があります。 確率的切り替え信号への拡張: 確率的切り替え信号では、切り替えが確率的に行われるため、安定性の評価が確率論的な要素を含む必要があります。確率的な切り替えに対する安定性条件や確率的なLyapunov関数の導出方法を考える必要があります。また、確率的な要素を考慮した数値シミュレーションや解析手法の開発も重要です。
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