Core Concepts
進行性食道胃腺癌における免疫マイクロ環境のデジタルスコアが、ICI治療への応答と生存率を予測する。
Abstract
この記事は、進行性食道胃腺癌(OGA)患者から取得したmIF画像を使用して、ICI治療への応答と生存率を予測するために提案されたAIベースのマーカーに焦点を当てています。FOXP3を発現するT細胞が患者の治療反応と生存結果に大きな影響を与えることが示唆されています。CD8+PD1+細胞の高いレベルはOSおよびPFSで不良な予後と一貫して関連していることも観察されました。提案されたスコアは、ICI治療への応答者と非応答者を正確に識別し、さらにはサーベイランス群から同じICI治療で受益可能な患者も特定できる可能性があることを示唆しています。
Stats
本試験では、ARM1(監視群)65人およびARM3(デュルバルマブ群)72人から臨床データが収集されました。
ARM1ではPFS中央生存時間は約4か月、OS中央生存時間は約10か月でした。
ARM3ではPFS中央生存時間は約3か月、OS中央生存時間は約10か月でした。
Quotes
"Patients allocated to the Low Risk group according to the proposed DRS had better survival rates compared to those in the High Risk group."
"Higher levels of CD4+FOXP3+ are generally associated with poor survival for OS and/or PFS, regardless of ICI."
"In patients receiving ICI, we found that FOXP3+ as an independent biomarker, strongly associated with better survival in both OS and PFS."