Core Concepts
本論文では、先行順序と時間制約を考慮しつつ、ユーザ定義の目的関数を最大化するタスク割り当てと経路計画を同時に生成するCBS-TA-PTCアルゴリズムを提案する。
Abstract
本論文では、多エージェントタスク割り当てと経路計画問題(TAPF-PTC)を扱う。TAPF-PTCでは、エージェントが特定の順序と時間制約の下で目的地でタスクを実行する必要がある。また、タスク割り当ては事前に定義されておらず、最適化目的も明示的に定義されていない。
本論文では、Conflict-Based Search(CBS)アルゴリズムを拡張したCBS-TA-PTCを提案する。CBS-TA-PTCは、先行順序と時間制約を満たしつつ、ユーザ定義の報酬関数に基づく目的関数を最大化するタスク割り当てと衝突回避経路を同時に生成する。
CBS-TA-PTCの高レベルでは、タスク割り当てと経路計画の組み合わせを列挙し、最大の報酬を得る解を探索する。低レベルでは、Multi-Label A*アルゴリズムを用いて、与えられた制約の下で最小の経路コストを持つ解を生成する。
実験結果から、CBS-TA-PTCは、先行順序と時間制約を持つ爆弾処理タスクを効率的に解くことができることが示された。MARL手法やTAPF手法と比較して、CBS-TA-PTCの性能が優れていることが確認された。
Stats
爆弾の数が増えるにつれ、CBS-TA-PTCのサクセスレートと最適性比が線形的に低下する
1つのサブタスクあたりの爆弾数が増えるにつれ、CBS-TA-PTCのサクセスレートと最適性比が線形的に向上する
1ステップあたりの時間が増えるにつれ、CBS-TA-PTCのサクセスレートと最適性比が低下する
Quotes
"本論文では、先行順序と時間制約を考慮しつつ、ユーザ定義の目的関数を最大化するタスク割り当てと経路計画を同時に生成するCBS-TA-PTCアルゴリズムを提案する。"
"実験結果から、CBS-TA-PTCは、先行順序と時間制約を持つ爆弾処理タスクを効率的に解くことができることが示された。"