Core Concepts
多角形領域P内の単一移動エージェントに対して、ルートの長さと可視化領域の面積のバランスを最適化する問題を解決する。具体的には、指定された面積を最小長ルートで可視化する問題と、長さ制約下で可視化領域を最大化する問題を扱う。
Abstract
本論文では、多角形領域P内の単一移動エージェントに対する2つの最適化問題を研究している。
面積クォータ問題(QWRP): 指定された面積を最小長のルートで可視化する問題
予算制約問題(BWRP): 長さ制約下で可視化領域を最大化する問題
まず、QWRPとBWRPがシンプル多角形においても弱NP困難であることを示した。
次に、シンプル多角形に対して以下の結果を得た:
QWRPに対して完全多項式時間近似スキーム(FPTAS)と(1+ε1, 1-ε2)デュアル近似アルゴリズムを提案した
BWRPに対して(1+ε)近似アルゴリズムを提案した
さらに、多角形領域(穴あり)とライン集合領域に対する結果も示した。
最後に、可視化ベースの確率的探索問題に応用できることを示した。
Stats
多角形領域Pの頂点数はnである
最適ルートの長さをγとする
近似精度をε1, ε2 > 0とする