toplogo
Sign In

大規模視覚言語モデルの細粒度AIフィードバックによる整合性の向上


Core Concepts
大規模視覚言語モデルは物体の存在、属性、関係性に関する幻覚を生み出す問題を抱えているが、細粒度のAIフィードバックを用いることで、この問題を効果的に解決できる。
Abstract

本論文は、大規模視覚言語モデルの物体に関する幻覚問題に取り組む新しい手法を提案している。具体的には以下の3つのステップから成る:

  1. AIベースのフィードバック収集:
  • 生成された応答文を細かい単位(サブ文)に分割し、ChatGPTを使って物体の存在、属性、関係性に関する事実を抽出する。
  • LLaVA 1.5を使って、抽出した事実と入力画像の整合性を判定し、3種類の幻覚ラベルを付与する。
  1. 細粒度報酬モデルの訓練:
  • 3種類の幻覚検出モデルを訓練する。各モデルは入力テキストから最後のトークンの特徴を抽出し、MLP分類器で幻覚ラベルを予測する。
  1. 細粒度報酬を用いた強化学習:
  • 生成された応答文をサブ文に分割し、各サブ文に対して3種類の報酬を算出する。
  • 報酬を用いてProximal Policy Optimization (PPO)アルゴリズムで大規模視覚言語モデルを微調整する。

実験の結果、提案手法は既存手法と比べて優れた性能を示し、各コンポーネントの有効性も確認された。特に、細粒度のAIフィードバックを用いることで、大規模視覚言語モデルの幻覚問題を効果的に解決できることが示された。

edit_icon

Customize Summary

edit_icon

Rewrite with AI

edit_icon

Generate Citations

translate_icon

Translate Source

visual_icon

Generate MindMap

visit_icon

Visit Source

Stats
画像に存在しない物体が誤って言及されている。 物体の属性(色、形状、サイズなど)が正確に表現されていない。 物体間の関係(位置、相互作用など)が正確に表現されていない。
Quotes
なし

Key Insights Distilled From

by Liqiang Jing... at arxiv.org 04-09-2024

https://arxiv.org/pdf/2404.05046.pdf
FGAIF

Deeper Inquiries

大規模視覚言語モデルの幻覚問題を解決するための他の手法はあるか?

大規模視覚言語モデルの幻覚問題を解決するための他の手法として、画像とテキストのモダリティをより適切に統合するための新しいアーキテクチャやアルゴリズムの開発が考えられます。例えば、画像とテキストの関連性をより深く理解するためのマルチモーダルなアプローチや、幻覚を特定するためのより高度な機械学習手法の導入などが挙げられます。さらに、人間のフィードバックに依存せずに、モデル自体が幻覚を検出し修正する能力を持つような自己修正機能の組み込みも有効なアプローチとなり得ます。
0
star