Core Concepts
提案するサブディビジョンスキームは、事前のグリッド情報を必要とせずに、非一様グリッド上で2次多項式を正確に再現することができる。
Abstract
本論文では、Rn (n≥2)における曲線生成のための新しい一様非線形非定常サブディビジョンスキームを提案する。このスキームの特徴は、非一様グリッド上で2次多項式データを再現できることである。この機能は、アニヒレーション演算子を利用することで実現されており、ユーザーがグリッド情報を指定する必要がない。
提案するスキームは非定常に定義されており、反復回数の増加に伴って古典的な線形スキームに漸近するが、多項式再現能力は保持される。
収束性は2つの理論的手法により確立される。1つ目は、準線形スキームと漸近等価な線形非一様非定常スキームの解析結果を組み合わせる新しい手法である。2つ目は、非線形スキームの従来の解析ツールを非定常ケースに適応させる手法である。
数値例により、提案スキームが曲率連続な曲線を生成できることを示す。
Stats
2次多項式を再現するためには、以下の関係式が成り立つ必要がある:
Ak
i (F(ξk
i ) - F(ξk
i-1)) - (F(ξk
i+1) - F(ξk
i )) + Bk
i (F(ξk
i+2) - F(ξk
i+1)) = 0 ∈Rn
ここで、
Ak
i = (βk
i + 1) / (αk
i (αk
i + βk
i + 2))
Bk
i = (αk
i + 1) / (βk
i (αk
i + βk
i + 2))