Core Concepts
線形行列不等式における非厳密射影補題の重要性と応用に焦点を当てる。
Abstract
射影補題(PL)は制御理論において強力で有用なツールである。
伝統的な射影補題は厳密不等式にのみ適用されるが、多くの場面で非厳密不等式が自然に現れる。
本稿では、元の厳密な定式化と以前の非厳密バージョンを一般化した非厳密射影補題を提案する。
結果をロバストな線形行列不等式ベースのマージナル安定性解析や安定化、データ駆動型制御アプリケーション、行列拡大へ応用する方法を示す。
NSPLはSPLとLemma 2を一般化し、既存の特殊ケースよりも広範囲な適用が可能。
導入(Introduction)
LMIは制御アプリケーションで広く使用されている。
射影補題(PL)はLMIツールキットの重要な部分であり、H∞コントローラ合成やロバスト制御設計など多くの結果に貢献してきた。
主結果(Main Result)
非厳密射影補題(NSPL)はSPLとLemma 2を包括し、新たな条件付き解法を提供する。
必要条件(Necessity)
NSPLが満たされることから主張が正しいことが示唆される。
十分条件(Sufficiency)
主張が正しいことからNSPLが満たされることが示唆される。
必要十分条件(Necessity and Sufficiency)
NSPLが満たされれば主張も正しく、逆も成り立つ。
Stats
「Q + U HXV + V HXHU ≻ 0」というLMI条件