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大視覚言語モデルにおけるトークン分布が隠れた知識を明らかにする方法


Core Concepts
LVLMの出力層のトークン分布は、不適切な指示を特定し、解答不能な質問、ジェイルブレイキング攻撃、欺瞞的な質問を含むタスクに役立つ。
Abstract
大視覚言語モデル(LVLMs)は人間の指示を解釈し応答する強力なツールとして登場。 LVLMsは時折幻覚や有害なコンテンツを生成することがある。 この研究では、LVLMsの出力層でのトークン分布を使用して不適切な指示を特定し、解答不能な質問やジェイルブレイキング攻撃、欺瞞的な質問を予測する方法が提案されている。 さらに、数学問題の正確性予測や幻想の軽減、画像分類など他のタスクでもトークン分布が有用であることが示されている。 Introduction LVLMsは人間の指示に対応するために設計された大視覚言語モデル。 LVLMsは時折幻覚や有害コンテンツを生成する可能性がある。 Methodology 出力層でのトークン分布から不適切な指示を特定し、解答不能な質問やジェイルブレイキング攻撃、欺瞞的な質問を予測する方法が提案されている。 数学問題の正確性予測や幻想軽減、画像分類でもトークン分布が有用であることが示されている。 Results Linear probingはLVLMsにおける他の手法よりも優れたパフォーマンスを発揮し、訓練時間と学習可能パラメータ数も少ない。
Stats
LVLMsは時折幻覚や有害コンテンツを生成する可能性がある。
Quotes
"Large vision-language models (LVLMs), designed to interpret and respond to human instructions, occasionally generate hallucinated or harmful content due to inappropriate instructions."

Key Insights Distilled From

by Qinyu Zhao,M... at arxiv.org 03-15-2024

https://arxiv.org/pdf/2403.09037.pdf
The First to Know

Deeper Inquiries

どうして最初のトークンだけでこれらのタスクに関する情報が含まれているのか?

この研究では、LVLM(Large Vision-Language Models)から得られるログイット分布が、不適切な指示を特定する際に役立つことが示されました。最初のトークンだけでなぜ情報が含まれているかについては、以下の理由が考えられます: 入力への反応: LVLMは自己回帰生成プロセスを使用しており、各トークンは前の出力に基づいて予測されます。したがって、最初のトークンはモデルが与えられた指示や画像とどう対処すべきかを表す重要な手掛かりとなります。 信頼性: 最初のトークンはモデルが生成する内容全体を決定付ける重要な部分です。そのため、その時点でモデル内部に蓄積された知識や意図をよく表しています。 誤った方向性修正: 不適切な指示や問題的コンテンツを生成しないようLVLMを訓練する場合、最初のトークンから得られる情報は模倣学習やフィードバックメカニズムにおいて特に有用です。 情報損失防止: モデルが出力を進めるごとに情報量は徐々に減少します。そのため、後続トークンよりも最初のトークンから直接抽出した情報は貴重である可能性があります。 以上から、「最初」だけでなく「先頭」また「開始」という位置関係も考慮し、「第一単語」「第一記号」という言及方法も取り入れつつ解答しました。
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