Core Concepts
Dacryopinax spathulariaは木材腐朽菌であり、世界中に広く分布している。また、長鎖グリコリピドを合成する能力を持つため、食品添加物としても利用されている。本研究では、PacBio HiFiリードとOmni-Cデータを組み合わせてD. spathulariaのゲノム組み立てを行った。
Abstract
本研究では、食用ゼリー菌Dacryopinax spathulariaのゲノム組み立てを行った。D. spathulariaは木材腐朽菌であり、世界中に広く分布している。また、長鎖グリコリピドを合成する能力を持つため、食品添加物としても利用されている。
ゲノムサイズは29.2 Mbで、高い配列の連続性と完全性を示した。スキャフォールドN50は1.925 Mbで、BUSCO scoreは92.0%であった。11,510個の蛋白質コード遺伝子と、ゲノムの1.62%を占める474.7 kbの反復配列が予測された。
本研究で得られたD. spathulariaのゲノム組み立ては、この種の木材腐朽能力、他の菌類との進化的関係、および食品産業における特殊な生物学的特性と応用について理解を深める上で有用なリソースとなる。
Stats
ゲノムサイズは29.2 Mb
スキャフォールドN50は1.925 Mb
BUSCO scoreは92.0%
蛋白質コード遺伝子数は11,510個
反復配列は474.7 kb、ゲノムの1.62%を占める
Quotes
"本研究で得られたD. spathulariaのゲノム組み立ては、この種の木材腐朽能力、他の菌類との進化的関係、および食品産業における特殊な生物学的特性と応用について理解を深める上で有用なリソースとなる。"