Core Concepts
サンプリングの有無による相対エントロピーの厳密な上限を導出した。これらの上限は特定の状況下で最適であり、ボール数の分布に依存する。
Abstract
本論文では、c色のボールが入った入れ物からk個のボールをサンプリングする際の、サンプリングの有無による相対エントロピーの上限を導出した。
主な結果は以下の通り:
定理1.1では、相対エントロピーの一般的な上限を示した。この上限は、ボール数の分布に依存し、特定の状況下で最適である。
命題1.2では、c=2の場合の別の上限を示した。これは、ボール数が小さい場合に有効である。
相対エントロピーと有限版のdeFinettiの定理の関係を明らかにした。Stam(1978)の結果と相対エントロピーの凸性から、最適な収束レートを持つ新しい有限版deFinettiの定理を導出した。
相対エントロピーの単調性に関する問題を提起した。相対エントロピーが標本サイズnについて単調減少するかどうかは未解決である。
Stats
k(k-1)/(2(n-1)(n-k+1))
log(n/(n-k)) - k/(n-1)
k(2n+1)/(12n(n-1)(n-k))
Σ1(n,c,ℓ) = Σ(n/ℓi)
Σ2(n,c,ℓ) = Σ(n^3/ℓi^3)