Core Concepts
本書は、リアプノフ-クラソフスキー汎関数の構築を通じて、既知の分散遅延を持つ線形システムの安定性と安定化に関する新しい手法を探求することを目的としている。
Abstract
本書は以下の内容で構成されている:
序論
時間遅延システムの背景と重要性
遅延を含むシステムの安定性解析に関する既存の手法の概説
結合微分-汎関数方程式によるシステムモデル化
リアプノフ-クラソフスキー安定性基準
線形分散遅延システムの安定性解析と安定化
既知の分散遅延を持つ線形システムの散逸的安定化
不確かな分散遅延を含む線形システムの散逸的安定化
一般化された積分不等式の提案
重み付き積分不等式の2つの新しいクラスの提案
積分不等式のシステム安定性解析への応用
分散遅延を含む結合微分-差分システムの安定性と散逸性解析
分散遅延カーネルの近似手法に基づく解析
近似誤差を考慮した散逸性と安定性条件
分散遅延を含む結合微分-差分システムの散逸性と安定性範囲解析
遅延値に依存する汎関数を用いた解析
所与の性能目標に対する遅延余裕の推定
時変分散遅延を含む線形システムの散逸的安定化
新しい積分不等式に基づくリアプノフ-クラソフスキー汎関数アプローチ
数値例による提案手法の検証
Stats
線形分散遅延システムの特性方程式: p(s) = det(sIn - A1 - A2e^(-rs) - ∫_(-r)^0 A3(τ)e^(τs)dτ)
線形分散遅延システムの安定性は、スペクトル指数が負であることで保証される。