Core Concepts
本論文は、モデルと測定の不確実性を考慮した、海上自律型表面船舶のための堅牢な擾乱オブザーバフレームワークを提案する。
Abstract
本論文は、環境の影響を受ける船舶に対する堅牢な擾乱オブザーバフレームワークを提案している。
まず、船舶の運動学と動力学モデルを説明する。次に、重み付き移動平均フィルタ、無香フィルタ、提案の擾乱オブザーバを組み合わせたオブザーバフレームワークを紹介する。
擾乱オブザーバの設計では、非線形オブザーバ変数と適応ゲインを導入し、擾乱推定の収束速度を同期させる。さらに、測定ノイズの強さを推定するノイズ推定器を提案する。
提案フレームワークは、低サンプリング周波数、不正確なモデル、ノイズ付き測定にも対応できる。シミュレーションでは、風、波、海流による動的な環境擾乱を再現し、提案手法の有効性を示している。
Stats
風、波、海流による環境擾乱は以下のように表現される:
風擾乱: τwind = [¯Fwind cos(γwind −ψ)(1 + sin(t)), −¯Fwind sin(γwind −ψ)(1 + sin(t)), ¯Fwind sin(2(γwind −ψ))(1 + sin(t))L/4]⊤
波擾乱: τwave = [¯Fwave cos(γwave −ψ)(1 + sin(t)), −¯Fwave sin(γwave −ψ)(1 + sin(t)), 0]⊤
海流擾乱: τcurrent = [¯Fcurrent cos(γcurrent −ψ)(1 −e−t/Ts), −¯Fcurrent sin(γcurrent −ψ)(1 −e−t/Ts), 0]⊤