Core Concepts
第二階の統一問題において、第一階の変数を含まず、かつ第二階の変数が1つのみの場合の決定可能性と不可能性を示す。
Abstract
この論文では、第二階の統一問題において、以下の特徴を持つ断片を考察している:
(i) 第二階の変数が1つのみ許可される
(ii) 第一階の変数が出現しない
著者らは、この断片がヒルベルトの第10問題に還元可能であることを示した。これは既知の不可決性結果を一般化するものである。
さらに、以下の制限を加えた場合、この断片が決定可能であることを示した:
(i) 第二階の変数の次数が1
(ii) 署名が有限
(iii) 問題が有界な合同性を持つ
この決定可能な断片は、有界な第二階の統一、つまり穴の数が問題構造の関数であるというものに関連している。
Stats
第二階の変数が1つのみ許可される場合、第一階の変数を含まなくても、ヒルベルトの第10問題に還元可能である。
第二階の変数の次数を1に制限し、署名を有限に制限し、問題が有界な合同性を持つ場合、この断片は決定可能である。