本研究は、マルチモーダル文脈学習(M-ICL)における文字情報の役割を詳細に分析しています。
まず、従来の視覚情報中心の文脈例検索手法(RICES)に対し、テキスト情報を統合した非監視型検索手法(MUIER)を提案しました。実験の結果、テキスト情報の追加により、M-ICLの性能が大幅に向上することが示されました。
次に、監視付き検索手法(MSIER)を提案しました。MSIER は、MLLMの基礎知識を活用し、画像とテキストの両方を考慮して最適な文脈例を選択します。広範な実験の結果、MSIERは従来手法を大きく上回る性能を示しました。
さらに、MSIERの訓練時におけるテキスト情報の影響を分析しました。その結果、テキスト情報を活用することで、検索器の性能が大幅に向上することが明らかになりました。
本研究の成果は、MLLMの文脈学習能力を高めるための重要な知見を提供しています。テキスト情報の戦略的活用が、M-ICLの効率化に寄与することが示されました。今後の研究では、さらなるモダリティの統合など、M-ICLの高度化に向けた取り組みが期待されます。
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Approfondimenti chiave tratti da
by Yang Luo,Zan... alle arxiv.org 04-22-2024
https://arxiv.org/pdf/2404.12866.pdfDomande più approfondite