Concetti Chiave
ゾダシランは、最適な投薬療法を受けている混合型高脂血症患者において、トリグリセリドや各種リポ蛋白質レベルを大幅に低下させる。
Sintesi
本研究は、ゾダシラン(旧ARO-ANG3)の効果を検討したARCHES-2試験の結果を報告したものである。ゾダシランは肝臓に作用してANGPTL3遺伝子の発現を抑制する小干渉RNA(siRNA)製剤である。
ARCHES-2試験では、最適な投薬療法を受けている混合型高脂血症患者を対象に、ゾダシランの50mg、100mg、200mgを投与した。その結果、用量依存的にトリグリセリド、remnant cholesterol、LDL-コレステロール、apo Bなどの大幅な低下が認められた。また、肝脂肪含有量も低下した。
安全性については、重篤な有害事象は少なく、全体として良好なプロファイルが示された。これらの結果は、ゾダシランが残存する動脈硬化性心血管疾患のリスク低減に有効である可能性を示唆している。今後、心血管アウトカム試験を含むフェーズ3試験の実施が期待される。
Statistiche
ゾダシラン50mg投与群のANGPTL3レベルは、プラセボ群と比べて24週時点で54%低下した。
ゾダシラン50mg、100mg、200mg投与群のトリグリセリドは、24週時点でプラセボ群と比べてそれぞれ51%、57%、63%低下した。
肝脂肪含有量は、ゾダシラン50mg、100mg、200mg投与群でプラセボ群と比べて、それぞれ10%、16%、27%低下した。
Citazioni
"これらのデータは、ゾダシランのフェーズ3試験プログラムおよび心血管アウトカム試験の実施を支持するものである。"
"ゾダシランによるトリグリセリド、LDL-コレステロール、remnant cholesterol、apo Bなどの低下は、現在の知見に基づけば、混合型脂質異常症患者の心血管リスクを大幅に低減させると考えられる。"