核心概念
反応性イオンエッチングプロセスのエッチレートプロファイルを、ツールのセンサーデータから予測する効率的な手法を提案する。
要約
本研究では、反応性イオンエッチング(RIE)プロセスのエッチレートプロファイルを予測するためのデータ駆動型の代替モデルを開発した。主な内容は以下の通り:
- オートエンコーダを使用して、ウェハのエッチレートプロファイルの特徴を低次元の潜在空間に圧縮する。
- ツールのセンサーデータを使用して、潜在空間変数と入力センサー値の関係を多重二次補間関数でマッピングする。
- デコーダを使用して、センサー値から合成的なエッチレートプロファイルを生成する。
- 実験データを使用して、モデルの精度を検証する。補間と外挿の両方のケースでエラーを分析する。
- 予測したエッチレートプロファイルの平均値を、実測値と比較する。
提案手法は、従来の手法と比べて、より効率的にエッチレートプロファイルを予測できることが示された。特に、センサーデータから外挿する場合でも、5%以内の誤差で平均エッチレートを推定できることが確認された。
統計
最大エッチレートで正規化したウェハのエッチレートは0から1の範囲にある。
平均エッチレートの予測誤差は、外挿の場合に最も大きくなる。
ガス流量の変化に対するエッチレートの変化は、ガス種によって異なる。
引用
"データ駆動型モデリングは、他の分野では魅力的な代替手段を提供している。"
"機械学習手法は、半導体製造の効率を向上させる上で非常に有望である。"