本論文では、呼び出し値線形ラムダ計算に多レベルコンテキストを導入し、さらにセッション型システムへの拡張を提案している。
まず、コンテキストモーダル型理論に基づいた呼び出し値線形ラムダ計算を定義する。変数は、コンテキスト内の変数に依存するコード断片を表す文脈値によって型付けされる。文脈値は、箱に入れられ(boxで囲まれ)、メッセージとして送信できる。受信側では、let-boxを使ってこの文脈値を展開し、ローカルに適用することができる。
次に、この言語にセッション型を導入する。サーバーは、クライアントからの要求に応じてコードを生成し、型付きチャネルを介して送信する。クライアントはこのコードを受け取り、実行する。
具体的な例として、サーバーがクライアントからの要求に応じて、整数値を指定された回数送信するコードを生成・送信する例を示している。また、サーバーがコードを生成・送信し、クライアントがそれを受け取って実行する例も示している。
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