核心概念
ロボットは、工具の把持状態の変化に適応しながら、工具先端の位置を制御することができる。
要約
本研究では、工具の把持位置と角度が徐々に変化する状況を考慮した工具先端制御学習手法を提案している。実験では、柔軟なダスターを用いて、ロボットが工具の把持状態の変化に適応しながら、工具先端の位置を制御できることを示した。
具体的には以下の通り:
- シミュレーション実験では、剛体のダスターを用いて、把持位置と角度を変化させながらデータを収集し、ネットワーク構造を自動的に決定した。
- 実機実験では、柔軟なダスターを用いて、把持位置と角度を変化させながらデータを収集し、オンラインでネットワークを更新することで、工具先端位置の制御を実現した。
- 提案手法では、把持状態の変化を表すパラメトリックバイアスを用いることで、ネットワークの構造を保ちつつ動的な変化に適応できる。
統計
ダスターの把持位置ltool = {300, 500, 700} [mm]
ダスターの把持角度ϕtool = {0, 30, 60} [deg]