本研究では、ロボット制御における軌道クラスタリングの問題に取り組んでいる。軌道データを状態軌道と制御軌道から成る運動計画として表現し、それらの特徴を抽出してシーケンスとして表現する新しい手法を提案している。
特徴抽出では、極値、制約条件の活性化、根などの意味的特徴を抽出し、それらの時間的位置と重要度を付加している。この特徴シーケンスを用いて、既存の部分シーケンスに基づく距離尺度を適応させることで、軌道間の距離を計算する。この距離尺度は、特徴クラスの選択によって柔軟に調整できるのが特徴である。
提案手法は、広く使われているダイナミックタイムワーピング(DTW)アルゴリズムと比較評価されている。Furuta振り子や Manutec ロボットアームの運動計画、さらに実世界の人間運動データセットを用いた実験では、提案手法がDTWに比べて優れた性能を示している。特に、長い軌道に対する計算時間の大幅な短縮が確認された。
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