核心概念
ガロア自直交代数幾何符号の一般的な構成基準を提示し、射影直線、楕円曲線、超楕円曲線、ルミート曲線上の新しいクラスのガロア自直交代数幾何符号を構築する。
要約
本論文では、ガロア自直交(SO)符号とアルゲブラ幾何(AG)符号の両方の特性を活かした、ガロア SO AG符号について研究している。
まず、AG符号がガロア SO符号となるための一般的な基準を示した(補題3.1)。この基準により、ガロア SO AG符号の存在が確認された。
次に、射影直線上のAG符号に対して、既知のMDSガロアSO AG符号からさらにMDSガロアSO符号を構築する埋め込み法を提案した(補題3.3)。さらに、射影直線上の新しいクラスのMDSガロアSO AG符号の具体的な構成を示した(定理3.5)。
また、楕円曲線、超楕円曲線、ルミート曲線上の新しいガロアSO AG符号も構築した(定理3.9、3.10、3.11)。これらの新しい(MDS)ガロアSO AG符号をまとめて表2に示した。
全体として、本論文では、ガロアSO AG符号の一般的な構成基準を与え、射影直線、楕円曲線、超楕円曲線、ルミート曲線上の新しいクラスのガロアSO AG符号を具体的に構築した。これにより、ガロアSO AG符号の研究に大きな進展がもたらされた。
統計
ガロア符号の長さnは以下のようになる:
n = (t + 1) (q-1)/(pe+1) + 1, 1 ≤t ≤pe
n = 2r ≤q, r | q (楕円曲線上)
n = 2n' ≤q, n' | q (超楕円曲線上)
n = tpaw, a | e, 1 ≤t ≤pa, 1 ≤w ≤ha-1 (または n = tph-e, 1 ≤t ≤pe) (ルミート曲線上)