本研究では、従来のパノラマ環状レンズ(PAL)の大型化、重量増加、複雑化といった課題を解決するため、高性能なガラス-プラスチック ハイブリッド ミニマリスト非球面パノラマ環状レンズ(ASPAL)を提案した。
ASPALの設計では、まず、PALの物理構造モデルを構築し、その物理パラメータが構造の小型化に及ぼす影響を解析した。その結果に基づき、ASPALを設計した。ASPALは4枚のレンズで構成され、360°×(35°~110°)の広視野角と回折限界に近い高画質を実現している。
次に、ASPALの非球面レンズの局所公差解析手法を提案した。この手法では、環状面と非環状面の形状誤差をそれぞれ評価できる。これにより、ASPALの製造公差要件を明確にすることができる。
最後に、高精度ガラス成形技術と射出成形技術を活用して、20個のASPALプロトタイプを小ロット製造した。ASPALプロトタイプの重量は8.5 gと軽量化を実現した。本研究の成果は、宇宙や重量制限のある環境センシングシナリオ(知能セキュリティ、マイクロUAV、マイクロロボットなど)におけるパノラマシステムの応用に有望な洞察を提供する。
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