核心概念
心臓CTアンギオグラムの局所的な形態および組織密度の変化と年齢との関係を明らかにする。
要約
本研究では、心臓CTアンギオグラム(CCTA)の体積および組織密度特徴と被験者の年齢との supervoxel ベースの関連解析を行った。
- 画像分割、被験者間画像登録、頑健な supervoxel ベースの相関分析を組み合わせた新しい手法を開発した。
- 心臓の各部位(左心室、右心室、左心房、右心房、心筋)の重複度を示すDice係数と逆一貫性を評価し、ほとんどの場合で高い重複度と逆一貫性を示すことを確認した。
- SCAPIS研究の1,388人のサブセットを対象とした性別層別解析により、一般的に分析されている領域以外の局所的な年齢関連変化を検出し、性別間で大きな違いがあることが明らかになった。
- 左心房の容積は女性では年齢と正の相関があったが、男性では有意な相関がなかった。左心室容積は両性で年齢と負の相関があった。
- 心臓周囲の脂肪組織の密度は両性で年齢と負の相関があった。
- 明示的な分割と supervoxel ベースの解析の両方で最も顕著な関連が一致し、これらの関連の妥当性を高めている。
統計
左心室容積は年齢と負の相関がある。
左心房容積は女性では年齢と正の相関があるが、男性では有意な相関がない。
心臓周囲の脂肪組織の密度は両性で年齢と負の相関がある。
引用
左心室容積は年齢と負の相関がある。
左心房容積は女性では年齢と正の相関があるが、男性では有意な相関がない。
心臓周囲の脂肪組織の密度は両性で年齢と負の相関がある。