本研究は、プロンプト学習を活用して疾病診断タスクを言語モデリング問題に変換する手法を提案している。
まず、知識抽出の段階では、臨床テキストから症状、診断、治療計画などの概念的および構造化された知識を識別・抽出する。次に、知識表現の段階では、抽出した知識をBERTモデルを用いてベクトル化し、言語モデルの入力に組み込む。
プロンプトテンプレートの構築では、オリジナルの入力テキストにマスクトークンや関連語を挿入し、言語モデルの推論を効果的に誘導する。最終的に、変換されたプロンプトテキストを言語モデルに入力し、マスクトークンの位置の予測結果から疾病を診断する。
実験の結果、提案手法は複数の公開データセットで既存モデルを上回る性能を示した。特に、知識注入モジュールの重要性が確認され、このモジュールを除去すると精度が大幅に低下した。提案手法は疾病診断の精度向上だけでなく、予測結果の解釈性も向上させることができる。
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