本研究では、プロンプト空間と呼ばれる新しい手法を提案している。プロンプト空間は、質問の埋め込みを利用してベクトル空間を構築し、その基底ベクトルを見つけることで、効果的なプロンプトを自動的に生成する。
具体的には以下の3つのステップからなる:
プロンプト空間は、10種類の推論タスクにおいて、最先端の手法を大幅に上回る性能を示した。特に、「Let's think step by step」プロンプトを使わずにも、フェューショット学習を大きく上回る結果が得られた。
また、基底質問の数が性能に大きな影響を与えることが分かった。適切な数の基底質問を選択することで、大規模言語モデルの推論能力を大幅に向上させることができる。
プロンプト空間は、推論タスクだけでなく、翻訳、要約、拡張など、様々なフェューショットタスクに応用可能な堅牢な数学的フレームワークを提供する。
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