核心概念
形状最適化問題をLp最適近似問題に定式化し、その最適条件が形状微分の双対ノルムと等しいことを示す。また、その最適条件の Lagrange 乗数が最急降下方向を与えることを示す。
要約
本論文では、PDE制約付き形状最適化問題を、Laurain-Sturm形状テンソルのLp最適近似問題として定式化している。
主な結果は以下の通り:
Lp距離は形状微分の双対ノルムと等しい
Lagrange乗数は最急降下方向を与える
離散化では、最低次のRaviart-Thomas有限要素を用いる。
得られた不連続な変形場から、局所的な再構成により連続な変形場を構築する。
数値例では、最適な円形状に収束することを確認した。特に、p=1.1の場合、p=2の場合よりも角の丸みが良好に改善される。
統計
1/4 x
, 0 ≤|x| < 1
1/4 x - 1/8 |x|^2 x, 1 < |x| < R
div K(uR, yR) =
-1/4 x, 0 ≤|x| < 1
1/4 x - 1/4 |x|^2 x, 1 < |x| < R
K(uR, yR) · n =
1/8 - R^2/16 n - 1/4 - R^2/8 n on ∂DR